「根来角切盆（室町時代）」です。
長い歳月に渡り良く使い込まれ、ヤツレと荒れた肌を見せる根来盆です。
本来は四隅に脚のあった盆でしょう。漆による埋め痕が残ります。
ふだんに見る根来角切盆と縁の作りが異なっています
（縁と地が平らではなく、地の方がいくぶん外に出ています）ので
禅寺で日常に使われていた盆ではなく、社寺等で供え物等に使われた
神饌具（供物膳）であった可能性が高いように思います。
手取りは驚くほど軽いです。どうか、よろしくお願いいたします。

幅×奥行：約２９×２９センチ／縁高さ：約３センチ


















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